こんにちはシンです!
僕は今新卒2年目で、普段は日系プライム企業で経理(管理会計)をしています。
経理という仕事は魅力的でやりがいがあります。
一言で言うと、事業経営を多角的に定量的な視点で理解する力が身につきます。
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経理は2つに分かれる
財務会計経理: 投資家や株主向けに専門スキルを駆使して外部報告用の決算を作り上げる。 管理会計経理(会社によっては経営企画の領域): 経営層が経営の意思決定をしやすくなるように、内部の現場の経営管理をし、その状況を逐一内部報告用の決算を作って報告・助言を行う。 |
企業経営の上流に近いところで仕事が出来、俯瞰的に自社のビジネスを見れる立ち位置にいれるのがこの経理という職種。
一方で、新卒で経理として入社できる枠はどの会社も他職種と比較して少ないです。
なぜなら、経理はあくまで組織の中枢部分に近いところにおり、前線でマスとなって戦場に出ていき売上を作る営業などの前線組織を管轄する場所にいるからです。
組織ピラミッドの上の人をサポートする位置にいる(だからと言って経理が偉いと言うわけでもない)ので、想像の通り三角の上の方の人が少ない場所にいます。
だから新卒採用時も経理職能はポジションが少ないのです。
すなわち、経理として入社するにはそこの適正をアピールした上で戦略的に採用の交渉を進めることが大事です。
今回は経理として入社する方法を3つお話しします。
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1 大学で会計専攻する
まず初めに、大学の専攻でもう会計の勉強をしておくことです。
経理というのは、営業などの前線というよりは経営の上流に近い管理部門の職域なので、大企業でも少数精鋭で行います。
特段大学までの経歴で色がない人は大多数の営業に配属されることが多いです。
逆に何かしらの色を持っていれば人事・経理・法務などの管理部門に配属される可能性を高めることが出来ます。
その上で、経理に入りたいなら大学で会計専攻をするか、もっと広くはなりますが経営学専攻していると、その流れで経理配属の可能性は高まります。
それがつまり経理配属になるための色になるわけですね。
シンプルに経歴的に適正だと見られます。
入社前にある程度、その仕事周りの知識の勉強をしてアレルギーがないことが分かっており、かつすでにベースの知識は座学ですが身についていると見なされるので採用側としても配置することに安心感を持てます。
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2 ジョブ型採用をする会社を選ぶ
2つ目はジョブ型で採用をしている会社を選ぶという手です。
ジョブ型採用というのは、採用の段階でその会社でどの職域でキャリアを歩んでいくのか職種ベースで確約されていることを言います。
経理で入ったなら、その会社では基本的には経理をしていきます。
途中でCFO人材になるべく本社財務・税務などをする可能性もありますが、大きく見た時にはその周辺の領域でキャリアを積んでいきます。
特段、大学で会計を専攻していたとか色がない人で経理をしたいという人におすすめです。
すでに大学の専攻が会計とか、近しいバックグラウンドを持っていれば志望すれば経理にいけると思いますが、そのような経歴がない人は経理配属の確約を前提に入社すれば確実ですよね。
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3 資格を取る(簿記2級以上・公認会計士・USCPA)
最後に、難しい経理周りの資格を取るです。
簿記でアピールするなら2級以上がマストだと思います。
1級があるならほぼ確実だと思いますが、現実的に誰もが取れる難易度ではないと思います。
2級程度なら半年くらいあれば、ちゃんと勉強をすれば受かるはずです。
逆に半年頑張るだけで経理配属の可能性を高めれるならやるしかないですよね。
この簿記の勉強をする中で、経理が向きか不向きかのへのアレルギーチェックも同時に出来るのでおすすめです。
そして、もうエキスパートになりステータスを追うなら、日本の公認会計士かアメリカの公認会計士(USCPA)試験に合格することです。
さすがにこのレベルになると希望すれば100%経理できます。笑
僕は特段経理志望ってわけでもなかったのですが、経営を座学で体系的に学べるのでUSCPAを取りました。
その流れでとりあえず理論で習ったものがどうビジネス現場で使われているのか見たかったので経理にしました。
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結論
以上のように、経理としてキャリアをスタートしたい方はある程度戦略的に就職活動を進めていくことをお勧めします。
私の会社で同期は100~140人くらいいましたが経理配属は10人くらいでした。
少数の枠しか設けていないのが分かりますよね。
キャリアの最初で経理に触れるのはおすすめです。
会社経営を理解する力が身につき、どの職種であろうとビジネスマンであれば基礎となる経営知識、特に経営言語である会計をみっちり学べます。
ここを1、2年経験して経営企画・ファイナンスなどもっと未来の戦略に関わるような職種に異動する方も多いです。
経理での経営管理の経験は将来どの職種でも管理職になれば求められる経営勘みたいなものに繋がるので、本当に汎用的です。
興味がある方はぜひ、志望してみてください。