何を武器にしたいか分からない大学生ほど会計を学ぶべき理由。
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何か自己研鑽したいが何をすればいいか分からない。
特にこの専門性をつけたいとかはないけど、なんとなく将来は経営に携わりたい。就活、キャリアの選択をする上でそんな悩みを持つ人が多いと思います。
そんな方こそ会計を学ぶ事をおすすめします。
会計は大企業でマネジメントになるにも、自分で事業を経営するにも事業の経営状況を把握して戦略を立てて行く上でベースとなる知識です。なぜかというと、会計によって経営が数字で見える化されるからです。
会計がわからない経営者、大企業のマネジメント層以上は経営状況を理解出来ません。
例えば、損益分岐点という会計の概念があります。これは製造業でよく使われる経営管理の手法です。経営を管理する上で、日々かかる費用を固定費と変動費に分けます。固定費は製品Aを何個作ろうが変わらない費用、もしくは製造量に比例してこない費用です。対して変動費は物を一個作る度にそれに比例して増えていきます。会計の授業じゃないのであまり詳しくは話しませんが、この2つの費用を加味して、どの製品を何個作れば会社の経営として利益が出るのかが掴めます。
そこで使われるのが損益分岐点という概念です。
これはほんの一例ですが、このように事業の経営感を掴むには会計の理解が必要な場面が多いです。
もちろん、マーケのスペシャリストになりたい。営業マンとして活躍したい。などどの専門領域でキャリアを築きたいか明確な人はそれは攻めればいいと思います。ただ、まだ明確に見えない人にはまずは会計を学んでみてください。
経営の上流部分が知識としてインプット出来ます。
僕も実際にUSCPA(米国公認会計士)試験を合格して、受験期で習った知識が自分が勤める会社の経営だけでなく、色んな会社の事業理解などにも繋がっています。
会計士の資格を取れとはいいませんが、会計自体の勉強はやっていて必ず役に立ちますし、キャリアアップや経営者として事業を行う際にも必須の知識です。僕自身も会計士として生きて行くと言うよりは、将来自分が会社経営をして行く上でマストの知識だからという思考で取りました。
その上最悪、自分の事業がダメになったり、サラリーマンとして働き先が倒産しても、会計士の資格があれば働き先は数多の数あります。
僕はそんな思考で今はまず理論で習った会計知識を実務レベルで身につけていくために経理(主に管理会計)をしています。
以上、会計を学ぶとメリットがたくさんあります!
今回はキャリアに悩む若手社会人や大学生の皆さんに会計のススメ、というテーマでした。