英語力ゼロでカナダの高校に単身進学し地獄を見た話(1)
英語力ゼロでカナダの高校に単身進学し地獄を見た話(1)

英語力ゼロでカナダの高校に単身進学し地獄を見た話(1)


こんにちはシンです!

いきなりですが実は僕、中学校を卒業した後、カナダの高校に進学しているんです。

24年の人生で1番きつかった時期です。僕の暗黒期です。地獄でした。

そもそものところなんですけど、まず僕は中学までは並の英語教育を受けて育ちました。

”I like playing baseball”くらいしか多分分かってなかったレベルです。

そこから何を思ったか、カナダのブリティッシュコロンビア州という所のとある公立高校に進学しました。

そもそもなんでカナダの高校に行きたかったかと言うと、なんとなく未知の世界でワクワクしたからです。

僕は小さい頃から続けていた野球を高校でもしたかったので、それさえいい環境で出来ればいいやと思ってました。

僕は当時そこまで深く考えてなく、さっき言ったようにシンプルにワクワクしたから、親に”行きたい”と話して承諾を貰いました。

振り返ると、こんな軽い感じで行くって決める僕も僕だし、簡単にokをくれた親も親ですよね笑 

そうやってカナダの高校に行くと決めたのが中学3年の夏です。

そして、中学を卒業した瞬間にカナダに渡りました。

そこから地獄の武者修行的2年半が始まるのです。

僕が通ったのはカナダのブリティッシュコロンビア州デルタ市と言う所にある、サンズセカンダリースクールと言う高校でした。

バンクーバーから車で40分くらいのところです。

そんなこんなで、僕はカナダに一人で渡って現地の公立高校に通うことになりました。

当時まだ15歳の少年でした。

まず、入学初日。

先生から授業で宿題が出ます。

みなさん、これほんとに恥ずかしいんですが。。。

英語が分からなすぎて、まず宿題の範囲がわからないという。

宿題の問題が分からないのではなく、そもそもあるのかないのか、そしてどの範囲をやればいいのかさえ分からないみたいな状態です笑

もちろん、先生から見れば一生徒ですので特別待遇はしてくれません。

北米の高校は大学みたいに単位制です。

ほとんどの単位は中間、期末試験・日々の小テスト・授業での発言度合い・課題(エッセイ等)を軸として評価されます。

つまり、単位がしっかりと取れていないと進級ができない可能性もあるし、最後の学年で単位が足りないとなって卒業出来ない可能性があります。

向こうに行ってから厳しい現実を知ることになりました。

単純に考えて、ただの中学生が英語圏の高校教育に急についていけるはずがないですよね。

逆も然り、”僕は野球が好きです”と言う単語くらいしかわからないアメリカ人が日本の高校に来て、勉強についていけるはずないです。

はい、それと同じです。笑

そんな中でも、英語(日本で言う国語)の授業が一番の地獄でした。

学校に入って1ヶ月経つと少し慣れてきて、宿題の範囲くらいは分かるようになりました。

そうすると、やっとスタートラインに立つんですね。

宿題に取り掛かるようになるのですが。。

それも、英語はまだ赤ちゃんなので理解度的に圧倒的不利な状況下で。。笑

400ページくらいあるシェイクスピアーの小説とかをテーマにして、毎回の授業の初めに各チャプターの理解度テストがあったり。

日本語で言う太宰治みたいな人が書いた古い古典的な英語で書かれたくそ長くて難解不能な小説です。

各自で読み込んできてねみたいなノリで小説を渡されるんですが、まず最初の1ページ目見た時にもう終わったと思いました。

だって、マジで何言ってるかわからない。。笑

1ページ読むのにわからない単語(ほとんど)を全てググって、やっと各単語を繋ぎ合わせて一文の意味が50%理解できるみたいな。笑

しかもこの1ページに時間くらい費やします。

ストーリって序盤からの話の流れが重要なのでこういう風に最初の方から理解度を高めて読み進めていかないと後でもうカオスになるんです。

僕ができる100%の準備をして小テストを受けに行きます。

結果。。。

”Fail”です。不合格。

50%が合格ですが、それに満たない。。。

”え、あんな死に物狂いで勉強して及第点も取れてない。。。”

覚悟しました。とんでもないところに来てしまったと。

これはやるしかないみたいですと。。。

これに加えて、社会学・世界史・数学・生物学・プログラミング・体育・道徳等他の単位の勉強も猛烈にすることになります。

社会学を取ると、授業初日に”次の授業でカナダの地名とか川とか地理を全体的にテストするから準備しといて〜”と軽くアナウンスされます。

”次の授業って、明後日じゃん。んで、カナダの地理なんかわかるはずないじゃん俺が。”

夜通しで勉強して詰め込むんですよね。

そして徹夜で勉強した挙句、テストの結果が返ってくると。。。

赤点。赤点のオンパレードです。

どんなに頑張っても合格点に届かないです。

”終わったわこれ。”

悟りました僕は。

周りのカナダ人は授業の合間やランチの時間は楽しそうにワイワイしてます。

それを横目に僕は空いてる時間はひたすら勉強。

彼らの10倍くらいの努力をしてやっとついていけるかなくらい。

”ぜってえあんな奴らよりいい点取るようになってやる。”

燃え始めました。

でも、最初の数ヶ月では直ぐに結果は出ない。。。

そんな感じで初めの方はついていけてなかったです。

休み時間、昼休憩、もちろん家での空き時間全て勉強。

シンプルに授業についていくために日々猛勉強。

毎日深夜2~3時まで勉強して寝る→翌朝6時には起きて勉強

みたいな生活がスタートし最初の半年〜1年くらいは続けていました。

実はでも、この地獄のカナダ高校生活。

苦しんだのはこの勉強だけじゃないんです。

もう一軸の地獄があったのです。

続き

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